自宅サーバの道しるべ
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 ■ホーム>Samba構築(ファイル共有)

◆Samba (ver3.0.10-1)
Sambaを使用し、ファイル共有サーバを構築します。
Sambaのパッケージは初めからFedoracore3に含まれています。
またSambaの設定をブラウザから行えるSWAT(Samba Web Administration Tool)も
パッケージされているので、両方まとめてインストールします。

Step1.インストール
終端(ターミナル)を開きます。
# yum install samba samba-swat
           :
           :
Is this ok [Y/N]
# y
           :
           :
           :
Installed: samba 3.0.10-1.fc3.i386
Transaction(s) Complete

SambaおよびSWATのパッケージをインストール


インストールするか?と聞かれているので、
y”(YES)と入力し[Enter]を押す。



Sambaのインストール完了メッセージ。

Step2.SWATの起動スクリプトの変更
変更する起動スクリプトファイルは、
/etc/xinetd.d/swat
このファイルをテキストエディタで編集します。
SWAT環境設定ファイル
/etc/xinetd.d/swat

修正前

修正後

実行可能なIPアドレスの
追加とスクリプトの有効化
service swat
{
    port = 901
    socket_type = stream
    wait = no
    only_from = 127.0.0.1
    user = root
    server = /usr/sbin/swat
    log_on_failure += USERID
    disable = yes
}
service swat
{
    port = 901
    socket_type = stream
    wait = no
    only_from = 127.0.0.1 192.168.11.0/24
    user = root
    server = /usr/sbin/swat
    log_on_failure += USERID
    disable = no
}
赤太文字部分が追加または変更が必要な箇所
■only_from
 ローカルIPアドレスを追加します。
 SWATへのアクセスを指定したIPアドレスのみに制限します。
※上表のように半角スペース区切りでアドレスを複数指定できます。
  また、IPアドレスは自分の環境に合わせて変更して下さい。

■disable
 yesからnoに変更します。
 これにより、このスクリプトが有効になります。

Step3.SWATのスクリプト起動(xinetdの再起動)
SWATはxinetd(スーパーサーバ)経由で起動します。
そこでxinetdを再起動してSWATを起動させます。
終端(ターミナル)を開きます。
# /etc/init.d/xinetd restart
xinetd を停止中:                       [ 
OK  ]
xinetd を起動中:                       [ 
OK  ]
#

このコマンドにより、
スーバーサーバであるxinetdを
再起動させます。

Step4.SWATを使い、ブラウザから設定する
SWATからSambaの設定ファイル(/etc/samba/smb.conf)を変更します。
どのPCからでもよいので、Webブラウザを起動します。
URLには次のような形式でアドレス入力して下さい。
http://ローカルIPアドレス:901/

※当サイトのローカルIPアドレスは、192.168.11.101なので、
http://192.168.11.101:901/
と入力します。

SWATログイン画面が表示され、ユーザー名とパスワードを聞かれます。
ここではユーザー名にroot、パスワードには自宅サーバのrootに設定した
パスワードを入力して「OK」ボタンを押します。

SWATログイン画面

SWATログイン画面


ログインに成功すると、SWATのトップページが表示されます。
 

SWATトップページ画面

SWATトップページ画面

ファイル共有に必要な設定項目は、
(A)GLOBALS(グローバルパラメータの設定)
(B)PASSWORD(パスワード管理)
(C)SHARES(ファイル共有パラメータ)
(D)STATUS(サーバの状態)
の4項目です。

(A)GLOBALS
ここではSamba全体で使用する基本的なパラメータの設定を行います。
SWATのGLOBALS画面

GLOBALS
設定項目

デフォルト値

修正後

説  明

(1)dos charset CP850 CP932 Windows側で利用している文字コードを指定します。
シフトJISではないことに注意!!
※CP932はマイクロソフト社独自の文字コードです。
(2)unix charset UTF-8 EUC-JP UNIX上のファイルシステム(Sambaサーバ側)で
利用する文字コードを指定します。
(3)display charset LOCALE CP932 SWATの画面に表示される文字コードを指定します。
(4)workgroup WORKGROUP WORKGROUP
(変更なし)
古いWindowsを考慮して、
デフォルトのまま”WORKGROUP”としました。
※WindowsXPではデフォルトのワークグループは
”MSHome”となっています。

(B)PASSWORD
各ユーザーのSambaパスワードを設定します。
(Sambaパスワードとログインパスワードは別物です。)

WindowsPCと同じユーザー名に対して同じSambaパスワードを設定すると、
WindowsPCから共有フォルダを開く際にユーザー名とパスワードを聞かれず自動的にログインします。

以上の事を踏まえると、パスワードに関しては混乱しやすいので、

 Windowsのパスワード=Linuxのパスワード=Sambaパスワード

と同一のものを統一して使用することを推奨します。
SWATパスワード画面
(1)にユーザー名を入力します。
(2)の2箇所にパスワードを入力します。
(3)「新規ユーザ追加」ボタンを押します。
(4)(3)の時点でSambaのユーザーとしては登録されましたが、有効にはなっていません。
 そこで、(1)にユーザー名を入力して、「ユーザーの有効化」ボタンを押すと、
 初めてそのユーザーのファイル共有が可能になります。

※「ユーザの無効化」ボタンを押すと、ユーザーは共有サーバ(Linuxマシン)に対してアクセス許可が無くなります。
 その状態でWindowsPCからアクセスしようとすると、下記のような警告ダイアログが表示されます。

”\\Iaqにアクセスできません。このネットワークリソースを使用するアクセス許可がない可能性があります。
アクセス許可があるかどうかこのサーバーの管理者に問い合わせてください。
ログオン失敗:アカウントは現在無効に設定されています。”

(C)SHARES
ここでは共有フォルダをどこにするか設定します。
SWATのSHARES初期画面
■ファイル共有の作成
 (1)にファイル共有設定の名前を入力します。
 単なる識別ようなので、名前は何でも構いません。
※当サーバでは家族共通で使用する目的で作成したので名前は”family”としました。

 次に(2)の「ファイル共有の作成」ボタンを押します。
 これでファイル共有設定が追加されました。
 (作成されただけで、設定は次の項目で別途行います。)
SWATのSHARES詳細画面
■ファイル共有設定
 上記で作成した”family”の設定を行います。
 (1)のプルダウンメニューから、”family”を選択して(2)の「ファイル共有の選択」ボタンを押します。
 画面に設定項目が表示されるので、更に(3)「詳細表示」ボタンを押して
 設定画面を詳細表示に切り替えます。

 必要な設定項目は以下のようになります。

SHARES
設定項目

デフォルト値

修正後

説  明

(4)path (なし) /home/family 共有にするフォルダのパスを入力します。
この設定をしないと、デフォルトで/tmpが
共有フォルダパスとなります。

※/home/familyはあらかじめ、
 フォルダを作成してあります。
(5)read only yes no 書き込み禁止のパラメータです。
デフォルト(yes)のままでは、共有フォルダ内への
書き込みができません。
(6)create mask 744 777 共有フォルダ内に作成するファイルの
アクセス権を設定します。
デフォルトの”744”では、所有者以外は
読み込みのみ可能となっています。
誰でもファイルの変更が出来るようにする為には、
”777”または”766”を設定します。
(7)directory  mask 755 777 共有フォルダ内に作成するフォルダの
アクセス権を設定します。
(6)create maskでファイル属性を777に変更しても、
フォルダの属性が755のままでは、
ファイルの書き込み属性は変わりません。
誰でもファイルの変更が出来るようにする為には、
”777”または”766”を設定します。

(D)STATUS
ここでは共有サーバの起動と状態確認ができます。
画面上部が起動(再起動)に関する項目、画面下部(接続中のクライアント以降)は共有サーバの
稼動状態を確認することができます。
SWATのSTATUS画面
初回であれば、(1)「smbdの起動」ボタンと(2)「nmbdの起動」ボタンを押します。
すでに起動していて、パラメータ変更を反映させたい場合は、
(3)「smbdの再起動」ボタン、(4)「nmbdの再起動」ボタンを押します。

ここで注意すべき点は、(1)〜(4)のどのボタンを押しても『画面上の変化は何も無い』ということです。
(上図のように起動しているにも関わらず、smbd、nmbdともに状態は”停止中”となっています。)
これで不安な人は直接Sambaを起動させてください。

Sambaサービス起動手順:
 【アプリケーション】→【システム設定】→【サーバ設定】→【サービス】を選択します。
 サービスの設定ウィンドウから”smb”のチェックを入れて、「開始」ボタンを押します。

Step5.動作確認
これはやはりクライアントPC(WindowsPC)からアクセスしてみるのが一番です。
エクスプローラなどから
【マイネットワーク】→【ネットワーク全体】→【Microsoft Windows Network】→【WORKGROUP】
を選択します。
このWORKGROUPフォルダの中にサーバPCが見えていればOKです。
共有サーバ確認
サーバPCの中(共有フォルダ)に入り、フォルダやファイルの作成(書き込み)が行えるか確かめましょう。
その際にフォルダ名、ファイル名に日本語を使っても文字化けせず、
正しく表示されるかも確認して下さい。

以上で共有サーバ(Samba)の設定は完了です。
共有フォルダ確認


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